こんにちは!さこまよです。
今回は、スペインにある、古都トレドをご紹介します!
トレドは、スペインのちょうど真ん中あたりに位置する中世の街並みを残す街で、「古都トレド」として世界文化遺産にも登録されているのです♪
歴史が大好きなさこまよにとって、このトレドは、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教が融合する街としてずっと憧れていた場所でした。
スペイン旅行で、マドリードとバルセロナに宿泊したのですが、トレドへはマドリードから日帰りで行けると聞いて、旅行計画に組み込むことに!!
トレドは夜景が綺麗だと聞いたので、お昼から夜にかけて行ってきました。
今回は、マドリードからトレドへの行き方、日帰りで押さえておくべき観光スポットと行き方、オススメレストランを併せてご紹介します!
何しろトレドの街が迷路のようで、地図と下調べは絶対必要ですのでこの記事を参考にして計画を立ててみてくださいね。
マドリードからトレドへの行き方

マドリードからトレドへ行くには、スペイン鉄道Renfeを利用するのがオススメ。
マドリードのPuerta de Atocha(プエルタ・デ・アトーチャ)駅からは高道列車に乗ります。
バスで行く方法もありますが、列車で行けば33分で到着しますし、時間が限られている方はバスより列車が良いでしょう。
- 運賃:片道11.1ユーロ
- 所要時間:33分
- プエルタデアトーチャ駅始発
6時50分 - トレド駅発最終
21時30分 - 運行間隔:1時間ごと
- 公式HP:http://www.renfe.com/

マドリードのプエルタ・デ・アトーチャ駅
列車のチケットは事前に上記の公式HPから予約することも可能ですし、当日駅の窓口で買うこともできます。
いずれの場合でも、列車に乗るにはセキュリティチェックなどもあるので、早めに駅に着くようにしていましょう。
ちなみに、マドリードのプエルタデアトーチャ駅は駅構内に植物園があり、天井がアトリウムになっていて自然光が差し込み、緑にあふれていてとても心地がいいので、少し早めにいってカフェなどでゆっくりしてから列車に乗るのもオススメです♪

トレド駅から旧市街までの行き方

トレド駅舎はステンドグラスが施された重厚な建物で、イスラーム建築が取り入れられているようです。
小さいですが、趣き深い建物なので、駅舎だけでもインスタ映え写真が撮れちゃいます。
トレド駅からトレド旧市街までは少し距離があります。
歩いても行けるようですが、アップダウンが激しく、徒歩20分かかるようなので、日帰り旅人にとっては時間を節約したいところ。
タクシーでも行けるようですが、私たちが着いたときはタクシーが見当たらず、右往左往。
駅舎を出て右側に少し歩くとバス停があるので、バスで旧市街まで行くことにしました。
- バスで行く方法
トレド駅を出て右手にあるバス停から乗車
料金:1.4ユーロ
路線:5番、6番 - タクシーで行く方法
トレド駅前でタクシーを拾う(いない場合もあり)
料金:10ユーロほど - 徒歩で行く方法
所要時間:20~30分
注意点:アップダウンがある
利点:風景を堪能できる
厳選!トレド日帰り観光必見スポット
さて、バスを降りると、トレド旧市街で観光の拠点となる「ソコドベール広場」に出ます。
これから、半日でトレドの名所を回っていきましょう♪
以下の地図は、トレドを日帰りで観光する際に必見である厳選スポットです。
ソコドベール広場

ソコドベール広場は、トレド旧市街の入り口。
駅行きのバスが発着しており、カフェやレストラン、お土産屋さんが集まっているので、ここを拠点に観光をすると良いでしょう。

ソコトレン(https://www.guiadelocio.com/toledo/ninos/toledo/zocotrenより)
ソコドベール広場からは、ソコトレンという小さな電車型バスが出ており、トレドの街を一周します。
お子様連れの方はお子様にも喜ばれると思います♪
トレド展望台(ミラドールデルバイエ)では10分ほど停車するので、写真を撮りたい方もオススメ♪
ソコトレン
料金:5.2ユーロ
所要時間:50分
運行間隔:1時間に1本程度
トレド大聖堂

トレドに来たら、まず見てほしいのが、トレド大聖堂(カテドラル)です。
スペインカトリック教の総本山であり、世界で4番目に大きな大聖堂であるといいます。
13世紀に着工、15世紀に竣工したゴシック様式の建物。

大聖堂の内部はステンドグラスが美しく、特に、主祭壇は金の鉄さくで囲まれており、内部は新約聖書の場面をかたどった壁画があしらわれています。

こちらは鉄さくの外側から撮った写真。
柵の内部には入ることができませんが、中はこんな感じ↓になっています。

http://www.catedralprimada.es/es/info/capillas/capilla-mayor/
その他、エル・グレコやゴヤ、カラバッジョなどによる宗教画、天井画を所蔵している聖具室、宝物室なども必見です。

http://www.catedralprimada.es/es//info/museos/sacristia/
トレド大聖堂
- 開館時間
月~土:10時~18時半
日・祝:14時~18時半 - 休館日:1/1、12/25
- 入館料:10ユーロ
- 公式サイト
http://www.catedralprimada.es/
サント・トメ教会

http://toledomonumental.com/santo-tomeより
サント・トメ教会は、14世紀に建てられたムデハル様式(イスラームとキリスト建築が融合した様式)の教会で、エル・グレコの傑作「オルガース伯爵の埋葬(THE BURIAL OFTHE COUNT OF ORGAZ)」を所蔵しています。

オルガス伯爵の埋葬(http://toledomonumental.com/santo-tomeyより)
門外不出の傑作なので、ここでしか見られません!
トレドを訪れた際はぜひ♪
サント・トメ教会
- 開館時間
3/1~10/15:10時から18時45分
10/16~2/28:10時から17時45分 - 休館日:1/1、12/25
- 入館料:3ユーロ
- 公式サイト
http://toledomonumental.com/santo-tome
エル・グレコ美術館

http://www.culturaydeporte.gob.es/mgreco/inicio.htmlより
エル・グレコは16世紀~17世紀に生きた画家で、スペイン三大画家の一人です。
エル・グレコは人生の後半をトレドで過ごしたため、トレドにゆかりの画家として有名です。
そんなエル・グレコの作品を集めた美術館。
まさに、エル・グレコが住んでいた住居とその周辺の住居を買い取り、中世の家屋を再現して、建てられている美術館です。
その所蔵には、「トレドの景観と地図」、「十二使途」などがあります。
日本でもここまでエル・グレコにフィーチャーした美術館展は中々ないので、時間がある方はぜひ足を運んでみては??

トレドの景観と地図(http://www.culturaydeporte.gob.es/mgreco/inicio.htmlより)
エル・グレコ美術館
- 住所:Paseo del Tránsito, s/n 45002 Toledo
- 営業時間
3/1~10/31:9時半から19時半
11/1~2/28:9時半から18時
日・祝日:10時から15時 - 休館日:月曜日、1/1、6、5/1、12/24、25、31
- 入館料:3ユーロ
- 公式サイト
http://www.culturaydeporte.gob.es/mgreco/en/inicio.html
アルカサル(軍事博物館)

Photo by Greta Schölderle Møller on Unsplash
トレドのアルカサルは、ローマ帝国時代の宮殿があった場所に、アルフォンソ6世が11世紀に建てた軍事要塞です。
トレドで一番高い標高に建っているため、トレド大聖堂と並んで街のシンボル的存在となっています。
近くで見ると大きくて、圧倒されてしまいます。

https://turismo.toledo.es/museo-monumento-expo/alcazar/より
現在は軍事博物館として、中世の武器などが展示されています。
アルカサルからは、次でご紹介するトレド展望台行きのバスが発着しているので、一度は赴くことになるのではないでしょうか。
アルカサル
- 開館時間:10時~17時
- 休館日:水曜日、1/1、1/6、5/1、12/24~25、12/31
- 入館料:5ユーロ
- 公式サイト
https://turismo.toledo.es/museo-monumento-expo/alcazar/
ミラドールデルバイエ(トレド展望台)

ミラドールデルバイエとは、トレド展望台のことです。
アルカサルの近くのバス停からバスが出ていますが、時間のない方はタクシーもオススメ。
バスは片道1.4ユーロ。
- バス路線:7.1番線
- 運行時間
往路:7時45分から21時45分
復路:8時から22時まで - 運行間隔:1時間に1本
- 運賃:1.4ユーロ
トレド展望台からは、上の写真のように、トレド旧市街を見渡すことができます。
特に、点々と建物に明かりがともる様子はとても幻想的。
トレド大聖堂とアルカサルが2台ランドマークとなっている街の全景を目に焼き付けておきましょう。
この日は、たまたま花火が始まりました。
何のイベントだったのかは不明です。特に年越しとかではなかったのですが…

いきなり花火が始まった時は思わず歓声を上げてしまいました!
この時はそんなに人混みもなく、「毎日やっているイベントなのかな~?」と思ってしまいました。
確か、夜20時頃から始まったと記憶しています。
ちなみに、日没直後はこんな感じ↓

ホテル「パラドール・デ・トレド」から景色を眺めるのが実はオススメ
実は、トレド展望台でなくとも、トレド展望台近くの高級ホテル「パラドール・デ・トレド」のカフェからも同じ景色を眺めることができます。
トレド展望台より、少し高い位置にあるこのホテル。
特に、宿泊客ではなくとも、カフェを利用できるうえ、あまり混雑していないので、オススメです。
というか、実は私もパラドール・デ・トレドから絶景をゆっくり眺めた人です。
ホテルからなら帰りのタクシーも確実に確保できるし、安心です。
日没後から建物に明かりがともり始めるまでの変遷を見たかったので、ホテルで暖を取りながらちょうどいいタイミングを待ち、ちょくちょく外に出て写真を撮り、またホテルに戻って暖を取り、ということができたのでとても良かったです。
パラドール・デ・トレド
住所:Cerro del Emperador, s/n, 45002 Toledo, スペイン
- Booking.com
でパラドール・デ・トレドを予約する
エクスペディアでパラドール・デ・トレドを予約する
「LA ABADIA(ラ・アバディア)」で腹ごなし

トレド展望台を下りて、再び旧市街へ戻り、列車までの時間に夕食を食べて過ごします。
旧市街のソコドベール広場から程近く、Google先生の評価もめちゃくちゃ高い「LA ABADIA(ラ・アバディア)」に行ってみることにしました。
人気店のようでしたが、待たずに入ることができました。
列車までの時間、といえど、あまり余裕もなかったので、2~3品頼んだだけでしたが、店員さんの感じもよく、オススメを教えてくれたりしたので、快適に過ごすことができました♪

マッシュルームの料理と赤ワイン。
下はタコの料理。
どちらもオススメ、かつ、すぐに出せる料理とのことで注文。

本当はもっとゆっくりしていきたかったですが、美味しい料理を少しでも堪能できたので満足!
LA ABADIA(ラ・アバディア)
住所:Calle Núñez de Arce, 3, 45001 Toledo, スペイン
営業時間
月~金:8時~0時
土・日:11時~翌1時
おわりに
トレド旧市街からトレド駅までは、タクシーで向かいました。
そのまま無事に列車に乗りマドリードへ戻ります。
トレドは日帰りでも十分楽しむことができます。
中世の街並みが残り、タイムスリップしたような感覚になるトレド。
マドリードに行った際は、ぜひ、トレドにも寄ってみてくださいね♪
マドリード発のトレド半日観光オススメツアー
マドリードから日帰りで行けるトレド。
上記では自力で行く方法をご紹介しましたが、日本からツアーを予約していくこともできます。
自分で切符を買ったりするのに自信がない方や、できるだけ省エネで行きたい方にはVeltra(ベルトラ)でツアーを予約するのもオススメです。
世界遺産トレド 半日観光ツアー<午後/日本語ガイド/マドリード発>
こちらのツアーはマドリードから専用のバスでトレドまで連れて行ってくれます。
また、トレド展望台までそのバスで行けるため、バス停を探したりする手間も省ける、超絶楽ちんツアー!
展望台以外にも、大聖堂やサント・トメ寺院などの主要スポットを押さえています。
もちろん、日本語ガイドつき。
限られた時間を有効に活用しつつ、省エネで行けるので、めちゃくちゃオススメです。
価格も62ユーロなので、往復の電車代を考えても破格の安さ!!
日本の旅行会社「みゅう」が催行している点も信用できますね。
また、Get Your Guideはトレドの一日ツアーや名所を回るツアー、マドリードから出ているツアーなど、様々なテーマに合わせてたくさんのツアーが催行されています。
価格もお手頃で種類が豊富なのでオススメ!
絶対にオトク!1日で見どころを廻る☆マドリード散策とプラド美術館+世界遺産トレド観光<日本語>
ちなみに、マドリードで午前中にプラド美術館を巡ってからトレド入りするツアーもあります。↑
実際に私も、プラド美術館に行ってからトレド入りしました。
こちらのツアーを使えば、プラド美術館に並ばずに入れるので効率的です。
自力で行くも良し、ツアーを利用して効率よく行くも良し、ご自身の旅行プランに合わせて検討してみてくださいね♪