ロサンゼルス治安情報、定番観光スポットや移動手段について

サンタモニカ・ピア
http://www.link-usa.jp/ より
アメリカ合衆国
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こんにちは!
今回はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスの治安情報をお伝えします。
治安情報をもとに、定番観光スポット、オススメなツアー(観光、PCR検査、空港送迎、SoFiスタジアム送迎など)及びロサンゼルス内での移動手段についてまとめました。

ロサンゼルス治安情報

まず一番先に気にしたいのが治安情報。
ロサンゼルスと言えば、西海岸の明るくて開放的な雰囲気、ビバリーヒルズやハリウッドなどセレブな雰囲気が真っ先に思い浮かびますが、実は結構治安が悪い!
20年前ほどからするとだいぶ改善していると言いますが、それでも依然として犯罪率は高く、全米でも犯罪発生率が2位。
さらに最近はコロナ禍でアジアンヘイト関連の暴行事件も起きている様子。(在ロサンゼルス日本総領事館サイト

事件種別と件数 1月1日~10月9日(在ロサンゼルス日本総領事館サイト)
2021年:殺人307件、強姦1,054件
2020年:殺人265件、強姦1,177件 

およそ東京の年間発生件数の2~3倍の発生件数ですね。
人口密度なども加味すると、やはり高い犯罪発生率と言えます。

大前提として治安の悪い地域には絶対に近寄らない、ということを肝に銘じて置く必要があります。

ロサンゼルスの治安の悪いエリア

それでは、現地に住む人ですら昼間も立ち寄らない、という危険エリアをご紹介いたします。

スキッド・ロウ

スキッド・ロウは、ロサンゼルス最大のホームレス街と言われています。
アメリカは格差が激しいことで有名ですが、こうしたホームレスの多く住む地域は犯罪率が高く、ドラッグ常習者なども多いと言います。
ナイフや銃を振り回している人もいるとか。
絶対に近づかないことですが、ダウンタウンの観光地、リトル・トーキョーからも近いため、うっかり立ち入らないように要注意です。

サウスロサンゼルス

サウスロサンゼルスは、低所得者層の多いエリアで、銃撃戦なども起きているとのこと。
特に、ワット地区では殺人事件が年間100件以上も発生しているエリアです。
次に紹介するコンプトンよりも治安が悪いと言われています。

コンプトン

コンプトンも絶対に立ち向かってはいけないエリアの一つ。
貧困率が高く、ギャングが多いことで有名なスラム街です。
犯罪の検挙率が低く、警察ですら立ち入りたがらないエリアであることが伺えます。

上記3エリアは、在ロサンゼルス領事館の治安情報ページでも犯罪率が高い地域として注意喚起されています。

イングルウッド

イングルウッドも低所得者層の多いエリア。
2014年に吉野家で日本人が射殺される事件も起きていると言います。

なお、参考までに、イングルウッドにはSoFiスタジアムという大きなスタジアムがあり、2028年オリンピックの会場の一つにもなっており、多くのメジャーアーティストがコンサートを行うことも多い会場です。

コンサートや試合観戦の後に交通の足に困り、フラフラ周辺を歩くということは絶対にやめましょう。
現地在住者でも昼間でも立ち入りたがらない地域の一つです。

その他

その他にも、道路を1本変わるだけでもガラッと雰囲気が変わったりすることがあるというロサンゼルス。
ダウンタウン内でも危険エリアが細かく入り混じっていたりするので、地域ごとに細かく治安をチェックすることが必要そうです。
また、道路を歩いていて、鉄格子の家が多かったり、ごみが落ちていたり、落書きが多いエリアに出くわしたらすぐに引き返しましょう。

以上、ロサンゼルスの治安の悪い場所情報でした。
夜の街歩きはもちろん、昼間でも車で通りすぎるのですら恐怖を感じるエリアだと言います。
本当に油断は禁物!
アメリカは格差も激しく、銃社会。
平和ボケした日本と同じ感覚で行ったら絶対NG!

スリや置き引き、ひったくり、車上荒らしなども日常茶飯事なので、スキのないファッション(いかにも観光客と分かる格好、高級ブランドものは避ける)で行きましょう。

すぐに街に溶け込めるよう、事前に現地の人がよくするファッションをリサーチしていくのもおすすめです。ガイドブックやスマホをボヤボヤ見ながら歩くのもNG!
信号待ち時にスマホを盗られた、すれ違いざまにわざとぶつかってくる人や、変な人に追いかけられた、という話もよく聞きます。
変な人と目を合わせると話しかけられ、チップやしつこく物乞いをされたということも聞きますので、なるべく目を合わせず毅然とした態度でいましょう。

また、これから紹介する治安の比較的良いとされているエリアを含め、夜10時以降の外出は避けましょう。

ロサンゼルスの治安の良いエリア

ビバリーヒルズ

ビバリーヒルズと言えばセレブの街!
そのため犯罪も比較的少なく、ロデオドライブなどのショッピングエリアなら昼間は歩いても大丈夫。(油断は禁物!)

雰囲気も良く、高級カーやハイブランドのショップが立ち並ぶエリアもあります。
ホテルも多いのでこの辺りに滞在すると安心でしょう。

サンタモニカ

ビーチ沿いの明るい雰囲気のサンタモニカ。
観光客も多く、賑わいます。
日が落ちた後も人通りが多く、安心感があります。

トーランス

トーランスは日系企業が多く、日本人も多いエリア。
比較的田舎な雰囲気が漂い、治安も良いとされています。
ホテルも多いのでこの辺りに宿泊される日本人も多いと言います。

アーバイン

アーバインは犯罪率が低く、全米でも低い水準であることから、全米で最も治安の良い地域に何度も選ばれています。
カリフォルニア大学アーバイン校があることでも有名で、教育機関が多く集まるエリアです。

ウエストウッド

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)があり、留学生も多く、学生街としても有名です。
三方を高級住宅街に囲まれており、比較的治安の良いエリアです。

ウエストハリウッド

ハリウッド自体が治安が良いエリアと言い切れないエリアではありますが、ウエストハリウッドはビバリーヒルズも近く、比較的治安が良いエリアと言われています。
ただし、ノースハリウッドなどは治安が良くないとされるので、気を付けましょう。

ロサンゼルスの定番観光スポット

上記の治安情報を踏まえ、定番かつ安全な観光スポットをご紹介します。
ショートステイの方向けです。

ロデオドライブ(ビバリーヒルズ)

ロデオドライブ

ロデオドライブは、ハイブランドのショップが立ち並ぶ、ビバリーヒルズの中心エリア。
人通りも多く、街歩きもオススメ。

世界中のセレブが集うビバリーヒルズなだけに、ハリウッドスターに会えてしまうことも!?

ビバリー・センター(ビバリーヒルズ)

ビバリー・センターは巨大ショッピングモール。
ブルーミングデールズ、メイシーズなどのデパートの他、100店舗以上のショップが集まります。
ハイブランドからプチプラ、ファストファッション系、レストランなども入り、お土産探しなどのショッピングに打ってつけです。

 

なお、ビバリーヒルズエリアを安全に楽しみたいなら、こういったツアーもオススメ。

ザ・グローブ

ザ・グローブ

tripadvisorより

ザ・グローブは野外型高級ショッピングモール。
無料の路面電車が走り、にぎやかな遊歩道沿いにおしゃれなショップやレストラン、劇場などが立ち並ぶ、楽しいエンターテインメントエリア!
クリスマスシーズンはイルミネーションや飾りが綺麗。

ザ・グローブの隣にあるファーマーズマーケットは、1934年にオープンした、ロサンゼルスで一番古い市場があるので、併せて訪れたい。

サンタモニカ・ピア(サンタモニカ)

サンタモニカ・ピア

http://www.link-usa.jp/ より

サンタモニカ・ピアは、歴史ある海辺の観光スポットです。
その名の通り、桟橋があり、観覧車などやメリーゴーランドなどもあるフォトジェニックなエリアです。

https://www.facebook.com/visitsantamonica/

人通りも多く、周辺の海沿いはカフェや様々なショップが並び、リラックスに打ってつけ。
レンタサイクルなどもあり、海風にあたりながらサイクリングなどもできます。

 

サード・ストリート・プロムナード(サンタモニカ)

サード・ストリート・プロムナード

https://www.travelbook.co.jp/ より

サード・ストリート・プロムナードはスタイリッシュな遊歩道に、様々なショップが立ち並ぶショッピングエリア。
ファストファッションや、ビクトリアシークレットなどのアメリカならではのカジュアルショップが集まることが特徴。
レストランやカフェなども多く、楽しめるエリアです。

J・ポール・ゲティ美術館

ゲティ美術館

ウィキペディアより

J・ポール・ゲティ美術館は、高台に位置する、欧米の芸術や建築をテーマにした巨大無料博物館、美術館。
広大な敷地に、手入れの行き届いた庭園、複数の建物から構成されます。

高台にあるため、ロサンゼルスの街並みを一望できるだけでなく、セキュリティ面もしっかりしていて安心の場所です。

restaurant at getty center

https://www.getty.edu/visit/center/food-and-drink/

敷地内には眺めの良い高級レストラン「Restaurant at The Getty Center」もあり、一休みすることもできます。

メルローズ・アベニュー

メルローズアベニュー

https://rtrp.jp/ より

メルローズ・アベニューはロサンゼルスの流行発信地で、古着屋をはじめ、個性豊かなショップが立ち並ぶエリアです。
色とりどりの外観のショップが並び、フォトジェニックなエリアとして人気です。
壁画アートも目を見張るものが多い!

アマナイメージズ

https://instax.jp/ より

アベニューと言っても、かなり距離が長く、一日中楽しめるエリアになっています。
古着屋で掘り出し物を探すのも楽しそうです。

ハリウッドサイン(ハリウッド)

ハリウッドサイン

ウィキペディアより

誰もが知っている、ハリウッドサインはロサンゼルスのシンボルとも言えます。
上記の写真のように近くで見るならグリフィス天文台がオススメです。

グリフィス天文台公式

グリフィス天文台はロサンゼルスの街並みを一望できるスポットとしても人気です。

また、遠くから街に溶け込んだ様子を見るなら、ハリウッド&ハイランドセンターがオススメ!

ハリウッドハイランドセンター

アマナイメージズ

しかし、ハリウッドエリアは治安が悪いエリアもあるため、心配な場合は以下のようなツアーを使ってみるのも手かもしれません。

 

なお、やはり個人で巡るのは不安、という方向けに、上記のほとんどを網羅した一日ツアー(送迎付き)もあります。
値段もお手頃なので、こちらに申し込んでみるのもいいかもしれません。

 

 

ロサンゼルス内の移動について

ロサンゼルスは車社会。
街を歩いている人は、ショッピングエリアなどを除いてあまり見かけないというほど。

主な交通機関

ロサンゼルス市内の移動にはメトロやバスなどの公共交通機関もあります。
主なものは以下の通り。

  • Metro Rail:市内を走る早朝から深夜まで利用できる一律料金の電車
  • Metro Bus:ダウンタウンエリア中心のバス。一律料金。細かい移動に便利
  • DASH:環状線のバス。一律料金。ハリウッドエリアにも行ける。
  • Big Blue Bus:サンタモニカ、空港エリアを走るバス。一律料金。
  • Hop on Hop off Bus:観光地を走る観光バス
  • Uber:Uber X(一台配車)と、Uber Pool(相乗り)がある。
  • タクシー:ロサンゼルスでは流しのタクシーが走っていないので、ホテルなどで配車を依頼する必要あり。
  • 送迎サービス:ツアー会社が主催するプライベートタクシーやハイヤーの手配

単発のツアーを催行する旅行会社で観光バス(Hop on Hop off)を申し込んで参加するのも楽しそうです。

 

ただし、ロサンゼルスの治安はあまり良くないエリアも多く、街の概要をよく分からないうちは安易に公共交通機関を使わない方がよいかもしれません。
また、夜間はメトロ電車やバスの利用は控え、タクシーやUberなどを利用した方が安全です。

旅行会社の送迎サービスを利用する

なお、ロサンゼルス空港から・までの空港送迎は旅行会社にもたくさんオプションがあります。
荷物もあるので、事前に予約しておく方が安心かもしれません。

 

HIS 空港→ホテル送迎

SoFiスタジアム送迎シャトル

先ほど、治安の項でご説明したイングルウッドにある、巨大スタジアム、SoFiスタジアムは28年オリンピックの会場になっているだけでなく、大物アーティストが多く公演を行うことで有名です。

ただ、とても治安が悪く、現地でタクシーやUberが捕まらなかったことを考えると血の気が引きますよね。

ですので、旅行会社が催行しているツアーを利用するのが得策です。
HISロサンゼルス支社が催行するツアーなどがあります。

HIS SoFiスタジアム送迎シャトル(空港エリア発着)

HIS SoFiスタジアム送迎シャトル(ダウンタウンエリア発着)

PCR検査(日本入国用陰性証明書発行)

また、2021年10月末現在、日本に入国するにはアメリカ出発72時間以内のPCR検査の陰性証明書が必要です。
そのためには現地でPCR検査を受け、日本政府が要求する項目を満たした陰性証明書を発行する必要があります。

HISなどのツアーでは日本政府が求めるフォーマットで陰性証明書を発行してくれるPCR検査ツアーも催行しているのでぜひチェックしてみてください。

HIS 日本帰国用PCR検査ツアー

出入国に関する手順はこちらもご参考ください。

アメリカ

【アメリカ旅行】日本での必要な事前準備と現地での陰性証明取得ツアー等ご紹介

おわりに

以上、ロサンゼルスの治安のご紹介、及び安全な定番観光スポットなどをご紹介しました。
治安に気を付け、なるべくツアーなどを利用しながら移動すれば危険にさらされることもなく楽しい観光ができると思います。

事前の下調べをしっかりして旅に臨んでくださいね。

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