こんにちは!さこまよです。
緊急事態宣言の解除、県をまたいだ越境移動の解禁がなされましたね。
まだまだ安心はできないとはいえ、コロナが収束することを期待して国内旅行の計画を立て始める方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、国内旅行に出たい人や、受け入れる観光業に従事されている方もどちらにもメリットがある「Go To キャンペーン」について深堀したいと思います。
Go To キャンペーンとは、政府が実施する観光復興施策で、経済産業省及び国土交通省が主導する事業です。
それでは見てみましょう!
Go To キャンペーンの概要
今年度の補正予算にて、なんと1兆6,794億円もの予算が付けられているGo Toキャンペーン。
政府がかなりの本腰を入れて実施しようとしている事業だということがこの金額から見ても分かります。
国土交通省の文書によると、
- 感染の収束を見極めつつ、かつてない規模の旅行商品の割引による観光需要喚起を行い、観光地全体の消費を促進。
- 甚大な被害を受けている観光業について、飲食業、イベント・エンターテイメント業などを支援する取組に併せて、官民一体型の需要喚起キャンペーンを実施
- 宿泊・日帰り旅行商品の割引や、観光地周辺の土産物店・飲食店・観光施設・交通機関等で幅広く使用できるクーポンの発行に対して支援を行い、地場の消費を喚起
と書かれています。
何だか凄そうじゃないですか!?
- かつてない規模の割引
- 宿泊・日帰り旅行の割引
- 観光地で使えるクーポンの発行
に、1兆6794億円ですよ!!?
1兆6,794億円がどれほどすごいかというと、
- 2016年の熊本地震で被害を受けた九州全域への旅行助成金(九州ふっこう割)の予算・・・180億円
- 2018年に起きた北海道胆振東部地震で被害にあった北海道の旅行助成金(北海道ふっこう割)の予算・・・81億円
だったことを考えると、相当大規模なキャンペーンなんだと言うことが分かります!
Go To キャンペーンの事業内容
具体的にどんな事業が予定されているのでしょうか?
詳しく見てみます。
Go To Travel キャンペーン
旅行業者等経由で、期間中の旅行商品を購入した消費者に対し、代金の1/2相当分のクーポン等(宿泊割引・クーポン等に加え、地域産品・飲食・施設などの利用クーポン等を含む)を付与(最大
一人あたり2万円分/泊)。
こ、これはすごい!!!
例えば、旅行業者等を通して2泊3日沖縄旅行のパッケージツアーを家族4人で申し込んだとします。
代金が一人4万円/泊だったとすると、
40,000円×2泊×4人=320,000円
ですが、代金の1/2を1泊あたり1人20,000円まで割引となるクーポンが貰えるので、
320,000円ー20,000円×2泊×4人=160,000円
通常32万円の旅行代金が、実質なんと16万円となってしまうということです!!!OMG
Go To Eat キャンペーン
オンライン飲食予約サイト経由で、期間中に飲食店を予約・来店した消費者に対し、飲食店で使えるポイント等を付与(最大一人あたり1000円分)。
登録飲食店で使えるプレミアム付食事券(2割相当分の割引等)を発行。
これも嬉しい!!
オンライン予約サイトは、私もよくモッピーやハピタスなどのポイントサイトを通じて、「食べログ」や「ぐるなび」で予約すると支払金額の1~2%のポイント還元(時期によって増減あり)を受けられるのでよく利用しています。
※ちなみに上記リンクから登録すればボーナスポイントもらえます♪
※私はポイントは貯めてマイレージなどに替えています。
特に、幹事をした場合なんかは金額が大きいので必ずポイントをゲットしています。
そんなポイントと二重取りで、Go To Eatキャンペーンでは最大1,000円分のポイントを貰えるのですね!
ここでいうポイントとは、おそらく食べログやぐるなびと連携しているTポイントやPONTAポイントなど既存のポイントを利用するか、もしくは独自のポイント制度が創設されるかのどちらかだと考えられます!
また、詳細は不明ですが、支払額の2割相当の「プレミアム付食事券」ももらえる!
Go To Event キャンペーン
チケット会社経由で、期間中のイベント・エンターテイメントのチケットを購入した消費者に対し、割引・クーポン等を付与(2割相当分)。
これも大きいですね!
私は音楽フェスなどが好きでよく行きますし、好きなアーティストのライブなども頻繁に行っていました。
チケットって、最近値上がりしていましたので地味にお財布に痛かったのですが、2割も割引があればそれで交通費や食事代に回すことができそうです!
チケットぴあやローチケなどが対象なのではないかと思います。
要チェックですね!
Go To 商店街キャンペーン
商店街等によるキャンペーン期間中のイベント開催、プロモーション、観光商品開発等の実施。
そして、最後は商店街キャンペーン。
こちらは商店街の店舗などがお客さんを呼び込むための施策を支援する事業です。
ポイントや割引を受ける手続き
Go To キャンペーンがとてもお得なキャンペーンであることが分かりました。
では、私たちはどうやって申請するのか、手続きが気になるところ。
結論から言うと、顧客側が煩雑な手続きをしなければならないということはありません。
例えば、Go To Travelキャンペーンでは、今までの旅行助成金(ふっこう割等)制度が参考となります。
ふっこう割などの手続きは、認可された、宿泊予約サイトや旅行会社で予約をすれば割引を受けられる仕組みであったことが多いです。
また、助成金や旅行キャンペーンを利用するための申請手続きは、旅行終了後に旅行会社が行えば、個人での煩わしい書類提出も不要でした。
また、Go To Eatキャンペーンはオンライン予約サイトを経由して予約すれば、TポイントやPONTAポイントなど、もしくは独自ポイントが付与されると予想されますので、煩雑な申請等は不要だと考えられます。
Go To Eventキャンペーンも、Travelキャンペーンと同じく、チケット会社を通した予約が対象となるため、手続きはチケット会社側が行うと考えるのが自然です。
Go To Travel キャンペーンはいつから?
5月20日に開かれた定例会見において、田端浩観光庁長官は、コロナウイルス感染収束後に予定している観光需要喚起事業、「Go to トラベル・キャンペーン」の開始時期について、「2カ月前後先になる」との見通しを示しました。
今後、キャンペーン事務局を公募し、全国の自治体や関連業界に事業内容を説明し、事業への参画に理解を求めていくということです。
2か月の準備期間を経てGo To Travel キャンペーンは開始されるようですね!
8月の夏休み期間(お盆)に間に合うように調整しているということなのでしょう。
しかし、最大3095億円にのぼる運営事務の委託費が高すぎるなどと批判が出て、政府は委託先を決める公募の手続きをいったん中止し、分野ごとに改めて公募することを決めました。
Go To キャンペーンを利用して国内旅行に行こう!!
コロナのせいで、長い間自宅待機を余儀なくされた私たち。
また、観光業に携わっている事業者さんや交通事業者さん、観光地の商店さんはもっと苦しい戦いを強いられています。
もちろん、コロナの感染が収束し、適切な感染予防対策を十分に取った上での話になりますが、収束後は国内旅行に出て、お得をいっぱい享受&日本を皆の力で元気にしていきたいですね!!
当分は海外旅行には出られないので、コロナ明け一発目は国内旅行で決まり!
本記事参考:国土交通省通知