こんにちは!さこまよです。
今日は、日本にいると滅多に触れることのない国「アゼルバイジャン」についてご紹介します。
アゼルバイジャン!?
・・・って、どこ??
何があるの?
私も行くまでは全くノーマークの国だったのですが、首都バクーに滞在する機会があり、用事の合間を縫って調査をしてきました!!!
行ってみたら、治安も良いし、物価も安く、人も良い。
中東とヨーロッパが交じり合うエキゾチックな魅力に惹かれました。
女性一人でも行けちゃう、オススメの国、アゼルバイジャン。
それでは見てみましょう!
アゼルバイジャンってどこにあるの?
アゼルバイジャンは、実はヨーロッパです。
カスピ海に面し、南はイラン、北はロシアやジョージア、西はアルメニアに囲まれています。
1991年にソビエト連邦から独立したという歴史もあってか、イスラム教の国である一方、町並みはヨーロッパ風です。
日本からは直行便がないので、カタールのドーハや、トルコ、ドバイなどで乗り継いでいく必要があります。
気候は?
気候は年間を通して乾燥しています。夏は高温、冬は寒い。ただ砂漠の真ん中のように暑くなったり、ロシアの様に寒くなったりしません。
大体2~32℃の間であるようで、極端な天候ではなく、比較的過ごしやすいと言えます。
ただ、「風の国」ともいわれるように、風がたまにとっても強くなります。
そして、雨が降った際は要注意。
街の排水機能が不十分なのか、一晩降っただけで洪水のようになります…

言語や文化は?
言語はアゼルバイジャン語なのですが、ロシア語も通じます。
難点は、英語があまり通じないこと。指さしジェスチャーのオンパレードになりますが、基本的に人は良いので何とかなります。
宗教はイスラム教ですが、厳格ではなく、街でも普通にお酒が売られていて、レストランでも提供されています。
また、女性は肌を大胆に露出していることも珍しくなく、テレビで見る女性もセクシーな衣装を身にまとっていたりするなど、「本当にここはイスラム教の国???」と何度も疑ってしまいました。
街にはモスクはあまり見当たりませんでした。
治安は?


とっても良いです。
夜に街に出ても怪しい人や危なそうな人を見かけることはなく、みんなリラックスして街を歩いている様子でした。
夜中でも女性が一人で歩いている様子はよく見かけましたし、私のような日本人がフラフラしていても客引きにあったり、強引に何かを売りつけられそうになるなんてこともありませんでした。
石油が出るらしく、貧困層があまりいないため治安がいいのかなあと推察します。
物価は?
日本よりは安いです。
通貨はアゼルバイジャンマナト。
1アゼルバイジャンマナト=65円くらいですが、ペットボトルの水500ミリリットルは1マナト未満で買えます。
街のレストランで食事をしても、お酒を飲んでたくさん食べて1人15~20マナトくらいでした。
街の雰囲気は?

産油国であり、近年経済が急成長しているとあってか、派手なビルや変わった形をした建物が街の真ん中に突然出てきたりします。
一方で、旧市街などはヨーロッパの様相を呈しており、石畳に石造りの建物が集まっています。
私が個人的に困ったのは、道路の渋滞です。
とにかく、車が多い!!
そして通勤ラッシュ時は15分で行ける道のりに40分くらいかかったりしました。
あまり信号がないのでえいやっと渡らないと道を一生渡れません。
移動手段は?
私は基本的にタクシーを利用していました。
バスはとてもではないけど、初心者にはオススメできません。
地下鉄もありますが、あまり発達しておらず、地下鉄の駅まで行くのに車がビュンビュン走る道路を渡ったりしなければならず、怖すぎて私は利用できませんでした。
歩行者には優しくないです。
ただ、タクシーの場合は、上記のように車が多く、渋滞が激しいので早めの行動が吉です。
料金は安いですが、メーターを使っていないタクシーがほとんどで、言い値なので乗る前に必ず交渉しましょう!
外国人価格と現地人価格がだいぶ違うようで、外国人価格の相場は20~30分ほどの道のりで10~15マナト(アゼルバイジャンの通貨)でしたが、現地人価格は同じ距離でなんと3~5マナト!
空港から市内へは大体30~40マナトですが、私は50マナト取られました…
交渉とか苦手だし、ぼったくられるのはごめんだ、という方にオススメしたいのは、「Uber」!!
Uberに登録している車両は結構多く走っており、最初から目的地と金額を分かったうえで配車を依頼するので、いちいち目的地の説明をする必要もなければ、金額は交渉せずに現地人価格で乗れるのです。
あっぱれ、文明の利器!!
オススメ観光スポットは?
さて、そんなアゼルバイジャン、バクーの見どころはどこなのでしょうか?
まだ日本ではあまり知られておらず、観光地としても発展途上ですが、近年急成長を遂げており、今後観光地化が進む可能性大!
フレームタワー

バクーのシンボル的存在でもある「フレームタワー」。
火の国と呼ばれることもあるアゼルバイジャンにあって、炎をかたどった3つの棟からなるビルです。
夜は壁面にアゼルバイジャンの国旗やシンボルカラーがライトアップされ、ド派手な存在感を放っています。
遠くからでもよく見えます。
バクーを訪れた際はぜひ、写真を撮ってみてくださいね。
運が良ければライトアップも見れちゃいます。
旧市街
ユネスコの世界遺産にも登録されている旧市街。
厳密に言うと「城壁都市バクー、シルバンシャー宮殿、及び乙女の塔」という名称で登録されています。
中世の城壁やその中にあるシルバンシャー宮殿、乙女の塔などを指します。
歴史的建造物や入り組んた細い路地、石畳など、ロシアやイランなど多様な民族や文化が融合した風景がエキゾチック。
お土産屋さんやアゼルバイジャン料理が食べられるレストランなどが多いため、観光スポットとして大変オススメです。


乙女の塔は、昔々、モンゴル人の王と結婚させられそうになったやんごとなき乙女が、結婚が嫌すぎて塔から身を投げたという逸話から名付けられた歴史的建造物。
元々は紀元前5世紀にゾロアスター教寺院として建てられたものだそうです。
この塔を一つ取ってみても、バクーには深い歴史と多様な民族が混ざり合っていたことを感じられます。

googlemapストリートビューより
殉教者の小道
バクー市街南部の小高い丘の上にあり、戦争の犠牲者を弔う石碑などがあります。
特に印象的なのは、1990年にあったソ連侵攻で亡くなった方々の共同墓地です。
名前と顔写真、年齢などともにたくさんの慰霊碑があります。
そんなつい最近に、大量虐殺で若い人がたくさん亡くなったのだなとショックを受けます。
そして、そんな墓地を抜けると、バクーの市街とカスピ海を一望できる展望広場に出ます。
ここからの景色は絶景です。

また、すぐ近くにはフレームタワーが。

公園の入り口には、バクーでは珍しいモスクに出会うことができます。
ここから歩いて旧市街に行くこともできますので、絶景を眺めながら散策をしてみることもオススメです。
新市街


旧市街の外側には繁華街が広がっています。
石畳に石造りのヨーロッパ的な建物が並び、レストランやハイブランドの店舗などが並びます。
一日ショッピングを楽しんだり、広場のベンチで休んだり、心地よく散策ができます。
ここに来たらぜひ行ってほしいレストランが、「Dolma Restaurant」です。
トリップアドバイザーで高評価を得ていることもあり、外国人の観光客が多いですが、雰囲気もエキゾチックで味もとっても美味しい!価格もお手頃です。



地下にあり、洞窟のような内装で、たくさんのメニューがそろっています。
うっかりしていると通り過ぎてしまうので事前の情報収集をしてくださいね!
目印は緑色の看板です。
「Dolma Restaurant」トリップアドバイザーで見る
カスピ海沿いの公園「Baku Boulevard」

googlemapストリートビューより
カスピ海沿岸には公園が続いています。
バクーの街並みを眺めながら、ひたすら伸びる公園のベンチでのんびりするのがオススメです。
レストランや観覧車などもあり、歩行者天国なので安心して歩くことができます。
おわりに
いかがでしたか?
歴史と文化と現代が交錯する街、アゼルバイジャンのバクー。
日本ではなじみがあまりありませんが、女性でも安心して旅行を楽しむことができます。
第二のドバイとして今後の展開が楽しみな街なので、ぜひ、一度足を運んでみては??